2016/05/14

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老犬って何??
大切な愛犬にいつまでも元気で長生きしてもらうためには、食事の管理に気を配る必要があります。
特に犬が7歳を過ぎたら、老犬《シニア犬》の飼い主であるという自覚を持ち、食事にも配慮してあげましょう。犬も人間と同様に、高齢になるほど消化機能や基礎代謝量が低下し、食もだんだん細くなるものです。
しかし、
- たとえ食が細くなってしまっても、必要な栄養素をきちんと摂取しなければいけません。
そのため、老犬の食事は、成犬以上に食事の質へのこだわりが求められます。犬が食欲不振になってきたら、老化が原因の可能性もあります。
何歳からが老犬になるん??
犬が食欲不振になってきたら、老化が原因の可能性もあります。まず、犬は何歳から老犬と捉えられるようになるのかを知っておく必要があります。人間は60歳半ばあたりで「定年」を迎えます。
60代半ばと言えば、体になんらかの弊害(筋肉の収縮や内臓器官の劣化など)が顕著に表れてくる年齢です。これは犬も同じなのです。あなたの愛犬も犬年齢で65歳あたりにさしかかったら、老犬《シニア犬》として捉えていかなければなりません。
一般的に老犬とされる年齢は
- 小型犬や中型犬で生後11年目~生後12年目
- 大型犬で生後8年目~生後9年目
というのが平均的です。
まずはあなたの愛犬の年齢と照らし合わせてみて、老犬かどうかを判断してみてください。
見た目からは、わかるもんなん??
動物は、年をとることを止めることはできません。
でも、加齢による体の不調をやわらげることはできるはずです。そのためにも、飼い主さんは、老化のサインにいち早く気づいてあげましょう。
身体の反応の変化
* 以前にくらべて散歩を喜ばなくなった。
* おもちゃやボールであまり遊ばなくなった。
* チャイムの音、雷、外の物音に以前ほど反応しなくなった。
* よその犬や猫などにあまり興味を示さなくなった。
* 呼ばれてもすぐに来なくなった。
行動の変化
* 以前に比べると寝てばかりいる。
* 昼間は寝ているのに、夜間は起きだすことがある。
* トイレの回数が増えた。
* トイレを失敗することがある。
* 以前に比べて、歩く速度が遅くなった気がする。
* 何かにつまずいたり、飛び上がりに失敗することが増えた。
* 階段を嫌がるようになった。
* 室内に置かれている物にぶつかることが多くなった。
体の変化
* ドッグフードの量や散歩の仕方は以前と変わらないのに、体重が増えた、または減った。
* 被毛のボリュームが減った、またはツヤが悪くなったように感じる。
* 顔や体に以前はなかった白い毛が混ざるようになった。
*できものができるようになった、またはフケがでるようになった。
* 目が白っぽくなってきた。
食の変化
* 以前ほど食べ物に執着しなくなった。
* 食べ物を残すようになった。
* 食べる速度が遅くなった。
何か一つでも心当たりがある場合は、その原因を考えてみましょう。老化による衰えなのか?病気が原因なのか?それとも単なる思い過ごしなのか?
いずれにしても、以前と何かが違うとしたら、そこには必ず原因があるはずです。
老犬がご飯を食べないときのチェック方法
ネット上に、飼い主さんがご家庭で簡単に調べられる使いやすい指標があります。
『 TeamHOPE 』という獣医師組織が提案している「ウェルネスチェックシート」というものです。
» https://www.teamhope.jp/veterinary/policy/wellnesscheck «
このチェックシートでは、ご家庭でチェックできるワンちゃんの症状をまとめていますので、普段からの健康チェックとしても使えますし、『 老犬がご飯を食べない 』というようなときのチェックシートとしても活用できます。
チェックシートで異常を見つけた場合には、かかりつけの先生や上記の賛同病院にご相談なさることをおススメします。
また、体重減少に関しては、ワンちゃんの体の大きさは様々ですので、体重の実数で考えるのではなく、『 何%、体重が減少した 』というように、体重の割合で考えるようにしてください。
特に減量しているわけでもない場合は、10%以上の体重減少は注意が必要です。
次回は、『 老犬《シニア犬》の加齢に対抗するためのドッグフードとは? 』についてご説明しますね^^
笑顔をたくさん与えてくれた愛犬といつまでも、楽しく一緒に暮らせるように、体調と食事にはできるだけ気を使ってあげて下さいネ^^
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